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決戦

2018/03/25 Sun 19:02

日本で女子プロボクシングを管理する団体は二つある。一つは全日本女子ボクシング連盟。もう一つが日本ボクシング連盟である。かつては日本ボクシング連盟は女子プロボクシングを認めてなく全日本女子ボクシング連盟が興行を行っていた。しかし、日本で女子ボクシングの興行が行われるようになり七年後に日本ボクシング連盟も女子のプロボクシングを認めるようになった。全日本女子ボクシング連盟の興行に参加していた多くの女子選手が日本ボクシング連盟に移り、全日本女子ボクシング連盟の興行が衰退していくようになる。しかし、日本ボクシング連盟の興行にも一つの問題があった。女子だけの興行が行われないことであった。女子選手だけで興行が行われる全日本女子ボクシング連盟に所属するか歴史と権威があり安定した日本ボクシング連盟に所属するかせ女子選手たちは選択が迫られることになる。
二つの女子ボクシングの興行が行われるようになり、二年。全日本女子ボクシング連盟の所属選手であり、興行のスター選手であった豊崎みかりはデビューからの連勝記録を11にまで伸ばし、WBCのフライ級ランキング一位に上り詰めた。ついに指名試合で世界チャンピオンと闘える権利を得たのである。団体創設時から苦戦が続いてた全日本女子ボクシング連盟の興行は日本ボクシング連盟が女子ボクシングのプロ化を認めたことでさらに観客が離れていき行き詰まりをみせていた。みかりの世界タイトルマッチの興行を行えばいつもより大きな会場で開催出来るしベルトを奪取出来れば話題を集め今後も観客を集める大きな強みとなる。全日本女子ボクシング連盟にとってみかりの世界タイトル奪取は団体を存続させるための最後の希望だった。だが、WBCは豊崎みかりの世界タイトルに異を唱えた。日本に女子プロボクシングを運営する協会が二つあるためである。WBCは協会が一つにならないと日本人選手の世界タイトル挑戦を認めない決定を下す。全日本女子ボクシング連盟と日本ボクシング連盟は話し合いの末に世界ランキング1位の豊崎みかりと世界ランキング7位の松田愛莉で試合を行い、勝った方を女子プロボクシングを管理する正式な団体とする旨の取り決めをした。
こうして、日本の女子プロボクシングの未来が託された運命の一戦が開かれることになった。
松田愛梨はかつて全日本女子ボクシング連盟の運営する興行に参加していた選手の一人。5勝1敗の戦績を残してたが、その一敗は日本タイトルマッチにおいて豊崎みかりに下されたものである。そうした経緯から豊崎みかりが有利と思われた試合は序盤から波乱に満ちた展開となった。第一Rから松田愛梨のアウトボクシングが豊崎みかりを圧倒したのである。日本ボクシング連盟の傘下であるボクシングジムに移籍した松田愛梨のボクシング技術は以前とは見違えるほどに上がっていた。松田愛梨が確実にダメージとポイントを取っていく中、第5Rに試合は大きく動いた。豊崎みかりが右のストレートで松田愛梨からダウンを奪ったのだ。


設定は以上になります。今回は大切なものを守るために闘う女神のような女性をテーマにしてイラストを描いてみました。一枚で終らすには惜しいかなっていう感じもするのでもしかしたら続気も描くかもしれません(^^)


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